今日の一問 理科(大分県・改)

      2013/10/24

-熱量の問題-

電圧や電流の大きさと発熱の関係を調べるために、次の(1),(2)の実験を行った。
後の1,2の問いに答えなさい。ただし、電熱線で発生した熱はすべて水に移り、その他外部との熱の出入りはないものとする。

(1)電熱線を15℃の水160gの中に入れ、しばらくたってから水温をはかった。電熱線にかける電圧を2Vにし、水をガラス棒でゆっくりかき混ぜながら、電熱線に流れる電流の大きさと、7分後の水温をはかった。
(2)電熱線にかける電圧を4V,6V,8Vにかえ、(1)と同様に、電熱線に流れる電流の大きさと、7分後の水温をはかった。

下の表は、(1),(2)の結果をまとめたものである。

20131024sci

1.実験(1)で、7分間電流を流したとき、この電熱線の発熱量は何Jか、求めなさい。
2.表の空欄( a )に当てはまる数値を求めなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

<答え>
1.336J 2.8.0

1.熱量(J)=電力量(J)=電力(W)×(s)、電力(W)=電圧(V)×電流(A)なので、 2×0.4×420=336

2.まず、熱量を求めると8×1.6×420=5376(J)になる。
そして、1gの水の温度を1℃上昇させるのに必要な熱量は4.2Jなので、上昇した温度をx℃とすると、4.2×160×x=5376(J)が成り立つ。 したがって、xは8.0になる。

 

<ワンポイントアドバイス>
が得た熱量(J)=4.2×水の質量(g)×水の上昇温度(℃)
電流によって発生する熱量を求めたり、上昇する水の温度を求める問題では、“4.2”という数字がポイントなので、絶対忘れないようにしよう。

 

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 - ★★☆(標準問題)