知る人ぞ知る問題集!?的確なアドバイスも一見の価値あり!! 大学入試 短期集中ゼミ 数学Ⅰ+A (実教出版)

      2023/10/29

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みなさん、こんにちは!家庭教師のいさおです。

新学期が始まり、生徒のみなさんはまた新たな気持ちで学校生活をスタートしていることだと思います。

3年生になったばかりの生徒さんの中には、すでに来年の受験に向けてモチベーションを高めて勉強に励んでいる人もいるかもしれませんが、「正直まだそんな気分じゃないよー」という人のほうが多いかもしれません。

まだ部活動が忙しい生徒さんも多いですし、実際には、部活動を引退してから本腰を入れて勉強する生徒さんがほとんどです。模試の合格判定なども現時点ではあまり参考にならないのも事実ですが、早めに受験対策をしておいたほうがよい教科もありますので、自分の出来る範囲で少しずつ受験勉強を始めておくことをおススメします。

ということで、今の時期にピッタリな問題集を紹介しようと思ったのですが、教科書傍用の問題集になりそうなので、今回は個人的に一押しの問題集を紹介したいと思います。

実教出版さんから出ている『10日あればいい! 大学入試 短期集中ゼミ 数学Ⅰ+A』です。

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この参考書のココが素晴らしい!『10日あればいい! 大学入試 短期集中ゼミ 数学Ⅰ+A』の感想・レビュー

個人的に「この問題集のココが素晴らしい!」と思う点は、

1.薄くてコンパクト(約90ページ)

2.実際の入試問題から“必ず一度は解いておくべき問題”が厳選されている

3.シンプルで的確なアドバイスが地味に素晴らしい

の3点です。

この他にも、2色刷りなので目にやさしく(笑)、別冊の解答(40ページ)が付いていたりと、その作りにはとても好感が持てます。※本体の巻末には解答のみ載っていますので、本体だけで答え合わせは出来ます。

夏休みなどの短期間に集中して取り組むには持ってこいですし、受験直前期の知識の整理や実力チェックに最適な問題集です。

 

薄くてコンパクト(約90ページ)

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注)上の写真は、普段カバーを外して使っている状態を撮ったものです。黒くてカッコイイところがポイント高し(笑)。あと、フィルム(接着剤付透明コートフィルム「ピッチン」)を貼っているので耐久性も問題ありません!

ちなみに、自分がカバーを外して使う理由は、1.カバーがジャマ(付けたまま使うのが嫌い)なこと、2.カバー無しのシンプルなデザインのほうが好きなこと、以上の2点です。

フィルムは無理に貼る必要はないですが、簡単・手軽に耐久性がアップするので、(貼るのに慣れは必要ですが…)激しくおススメします!

閑話休題。

数学の問題集や参考書というと、赤や青といった『チャート式(数研出版)』が有名ですが、網羅系ということもあってそのボリュームに圧倒されてしまう生徒さんが多いと思います。

上位校を狙うのであれば必ず一度は通らなければならない道だとは思いますが、満点を目指す人以外は、本書のようにボリュームが少なめの問題集を繰り返し解くことが合格への近道だと思います。

つまり、落としてはいけない問題を絶対に落とさないことが志望校に合格するための最低条件なのです。

そのような視点で本書を見ると、難問や奇問もなく、最低限の問題数は収録されているので、ちょうど良い問題集に仕上がっていると思います。

また、A5サイズで、別冊の解答を挟んでも7ミリくらいの厚さなので、持ち運びにとても便利です。

ちなみに、10日あればいい!とは謳ってはいますが、数学の勉強にあまり時間が取れない人にとっては、10日で仕上げるのは正直キツイと思います…(笑)。

ただ、学校に持っていくにも邪魔にならないくらい携帯性は良いので、休憩時間などの隙間時間を使ってコツコツ進めていくのも全然アリだと思います。

 

実際の入試問題から“必ず一度は解いておくべき問題”が厳選されている

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本書の特色として、『大学入試には、一度は解いておかないと手のつけようがない問題がよく出題されます。このようなタイプの問題96題を選びました。』と記載されています。

「数学は暗記科目だ」とまでは言いませんが、最低限の知識(定義や公式など)は絶対に必要ですし、ある程度解き方を知っておかないと手も足も出ない問題があることも事実です。

教科書の問題は解けても、模試や入試問題になるとさっぱり分からないという生徒さんはたくさんいます。そういった悩みを抱える生徒さんにとって、そのレベルの差を埋めることが出来るような問題集になっていると思います。

また、基本的に1ページ1題(例題→練習(類題)の流れ)の定番レイアウト(笑)なので、安心して使えます。

ただし、別冊になっているとは言え、解答はあっさり目なので、使う人によっては解説が十分でないと感じるかもしれません。

どうしても分からないところがあった時は、友達や先生に聞いたり、他の参考書などで調べれば大体は済むことなので、そこは本書のコンパクトさとトレードオフの関係だと割り切って目を瞑りましょう(笑)。

 

シンプルで的確なアドバイスが地味に素晴らしい

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各例題の後には、問題を解くための着眼点や方針、注意しなければならないポイントなど、役立つアドバイスがシンプルにまとまっています。

例題を解く前に読んで参考にするもよし、解き終わってからじっくり読み込むもよし。

また、そのアドバイスに続いて「これで解決!」として、問題を解くためのテクニックとは言わないまでも、解法のポイントをズバリまとめてくれています

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解き方をきちんと整理することができますし、数学が苦手な人にとっては目から鱗が落ちることになるかもしれません。

 

以上、簡単におすすめポイントを述べましたが、入試問題とのレベル差を埋める良問が揃った使いやすい問題集ですので、ぜひ夏休みや冬休みなどに集中して取り組んで欲しいと思います。

 

短期集中で入試問題とのレベル差を埋めよう!

今回は「数学Ⅰ+A」のみの紹介という形になりましたが、他に「数学Ⅱ」や「数学B」、「数学Ⅲ」もありますので、自分に必要な科目だけ取り組むといった使い方ができます。

また、時間がない人向けにさらに問題数を厳選した特別編集「数学Ⅰ・A・Ⅱ・B」や基礎固め用に「数学Ⅰ+A Express」「数学Ⅱ+B Express」、演習用に「数学Ⅰ+A 演習」「数学Ⅱ+B 演習」「数学Ⅲ 演習」、センター向けに「センター数学Ⅰ・A」「センター数学Ⅱ・B」、看護・医療系のための「数学Ⅰ・A」とありますので、自分にあったものが必ず見つかると思います。

※ちなみに、自分が持っているのは“2018年版”ですが、“2019年版”を本屋でざっと見た限り、中身は変わっていませんでした。カバーデザイン(2018→2019だけ?)が変わっているようですが、出版社に確認した訳ではないので責任は持てません...あしからず。

 

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数学を短期集中で取り組みたい人にはピッタリの問題集。でも、一回やって終わるのではなく、繰り返し解くことをおススメします!

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